「令和」―時代の変遷は書の変遷。今、書はデザイン書道が人気です。

令和

「令和」の筆文字ロゴデザイン

書家 伊藤月山による「令和」の文字を力強く揮毫した作品です
風を意識して、美しさと躍動感のある新元号「令和」
癒しの表現の「令和」

【最上部の令和】力強い表現
新元号は、令和に決定しました。とても美しい響きを感じました。

「令」の文字の5画目を点にしようと思いましたが、「令」の形を美しく見せるために線を使いました。これによって、2つの三角形の組み合わせとなりスマートさもでてきました。また、隷書八分を使うことにより明るさの表現も試みました。全体として、気脈・筆脈を大事にし各、点と線の統率を追求しこのような筆文字になりました。行書風の部分もありますが、文字のデザインと捉えて欲しいと思います。

 

「和」について、5画目の右払いは現代はあまり使われないようです。

この「和」も、「令」と同じ様に部分的に行書を入れましたが起筆は全て蔵鋒を使うことにより、隷書八分の雰囲気をつくりました。また、はねも使いましたが文字のデザインと捉えて頂ければと思います。

 

この「令和」は、縦書きにしてもバランスが取れるように書いています。

 

【上から2番目の令和】躍動感のある表現(風舞書)
四季の風のうち、春風は特に穏やかで心地よく感じます。それを表現するのに風舞書(ふうぶしょ)の技法を用いて創作しました。この作品は、右上から左下に吹いている表現にしたつもりですが、いかがでしょうか。

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