「大らか」表現の筆文字ロゴデザイン
【天地】古隷的でおおらかな表現
エネルギーが横へ、上へと伸びていくイメージで筆文字デザインしました。「大らか」表現に全て共通する筆法は、蔵鋒から繰り出す送筆、収筆にはうねりを効かせることが大切だと考えられます。また、円筆や方筆、かすれ具合等を気にしないで書く様にしています。
【味の旅人】隷意があり楷書的でおおらかな表現
私は、味にはあまりこだわらないタイプです。ただ、腹九分目までは食べています。ハイカラで上品な味を求めたりしません。好き嫌いはなく、出された食べ物はほとんど残すことはなく、大概美味しいと思っております。食べ物に関してはこだわりが無く、実に大らかです。
この筆文字ロゴは、決して上手に書こうとは思わず、つまり上品な表現をしようとは思わず書き結果、素人っぽい筆文字ロゴになりました。
【香】行書的でおおらかな表現
この筆文字ロゴは「香」という文字そのものが風に吹かれて揺れて香りを放っている、そんな表現が出来たらと思って書きましたが、この筆文字をご覧の方に伝わるかは・・・?この筆文字にお花畑を背景にしたら私のイメージしたものは、もしかしたら伝わるのではないかと思っております。
【風は南から】動きでおおらかな表現
仮名や草書には、よく連綿を使います。その連綿を誇張して筆文字デザインしました。北から吹く風は寒く厳しさを感じます。また、南風はのんびりと大らかな気持ちにさせてくれる、私にはそんなイメージがあります。この筆文字は風舞書の原理に則って左方向への動きを表現しました。