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当サイトの高級感ページや美しいページの見本に「桜橋」という筆文字があります。この桜橋は、長い横画の起筆・送筆・収筆と右払いに特徴があります。特に長めの横画は目立ちます。
例えば、桜橋の書風で「秋肉」の制作依頼があった場合、「秋」は桜橋の木偏と同じように長い横画と「橋」の右払いが使えるので似たような雰囲気になりますし、桜橋に比べて違和感がありません。しかし、「肉」には長い起筆を表現した横画も右払いもありませんので、送筆のみ桜橋の用筆を用います。その場合、桜橋と雰囲気が違い違和感があります。基本的に字形が変われば雰囲気が異なり、違和感があるのは当然です。
また、「山」の筆文字見本で「川」と書くようにご依頼いただいても、山と川を同じ結体に書ける人は世の中に存在しません。漢字は山は山の形をもって、川は川の形をもって象形文字として生まれたものです。その象形文字が篆書体とも呼ばれ、現代に脈々とその形が存在しています。従って、山と川は結体が違うので雰囲気が違ったり違和感があるのは当然すぎるほど当然です。その様なことを考慮して、ご注文いただきたいと思います。