筆書きはんこデザイン
大変申し訳ございませんが多忙につき現在、はんこ制作・雅印制作・遊印制作は休止しております。
当事務局がお勧めしている遊印見本【襲明】
筆文字作品は、印を押すことによって全体を引き締めたりバランスを取ったりします。
当事務局では、「月山」以外の印に遊印も添えることが出来ます。遊印とは、遊印見本画像の様にご自分の好きな文字を印にしたものです。当事務局では主に、篆書体を使っています。この遊印をご注文いただいた時、筆書きのデータを書家/書道家 伊藤月山が最適と思われる位置に作品の一部として添えて販売致します。遊印は、店舗ロゴやパッケージロゴ・タイトル・スローガン等々にもお使いいただけます。
なお、遊印の文字数は1~4文字までとなります。文字数により価格が異なりますので、お見積り(無料)致しますのでお気軽にお問い合わせください。
※「月山」の印とは、価格が異なりますのでご注意ください。
縦書きの漢字ではんこ表現【守破離】
たまに看板等に店名や商品のネーミングの他に、はんこが見受けられます。書道としてのはんこを一般的に落款印または雅号印と呼びます。白い紙に黒で文字を書き、ここに朱色のはんこが入ると筆文字作品が引き立ちます。当サイトにおいては時々、店舗ロゴのご依頼があります。ほとんどが看板やチラシ等に使い、朱のはんこを入れて使っています。書道作品と同じ様に、全体を引き立たせる効果があります。この守破離もその効果を狙ってのことでした。
横書きの漢字ではんこ表現【白峯】
石に刻した様に書いた作品です。
直線を主体としている為、冷たさや厳しさ、緊張感を感じます。篆刻作品は通常刻した印に印泥をつけて押しますが、この作品でははんこを押す時に使うスタンプ台に水を部分的に垂らして押し、にじみが広がった様に表現する事で温かみを出そうと試みました。
この作品の面白さはそこにあると思います。書かれた作品のため刻された印は存在しません。
漢字一文字ではんこ表現【楓】
この作品はロゴマークのために、あたかも存在するはんこを使用した様に書いた筆文字です。外枠を二重にした事で高級感を表現するのにも役立ちます。
文字は行書体となっており、手紙等では最も多く使われる書体です。文字の周りを曲線にするのか直線にするのかによって、雰囲気が全く変わります。下記のはんこ「ひょうたん」を参考にしてみてください。
漢字・仮名交じりではんこ表現【天の川】
この周りの形は菱形の四辺に圧力をかけたように見せました。この形は、私が高級感を表現するのによく使っております。
細い直線は緊張感があり、神経質にさえ感じるものです。しかし、細い曲線を入れることによって人間の心をほっとさせるものがあります。それは、このはんこの特徴の一つとなっております。
この「天の川」の筆文字の「天」の2画目を細くしたのは、単調な作品に仕上がるのを避けるためでした。全体として、懸針を多用し鋭い美しさの表現としました。
仮名ではんこ表現【ひょうたん】
この筆文字作品は、はじめにひょうたんの形があり、その中に平仮名をどの様に入れるかがテーマでした。ほとんど角の無いひょうたんの形に対して、文字に直線の部分が1箇所でも入ると、その直線は全体の調和を乱してしまいます。大事な事は線の質にも丸みを帯びる事だと思います。
章法は文字に限らず布置・空間にも配慮しなければならない大変難しいものでした。